温泉饅頭(おんせんまんじゅう)とは、温泉地で売られている饅頭のこと。
生地に温泉水を使うこと、または蒸しの過程で、温泉の蒸気を使うことから付けられたとされるが、ふっくらした生地を造るのに適した重曹成分や蒸しに適した高温の蒸気が確保できる温泉など数は知れており、現在では単なる土産物の饅頭という形態となっている。このため、全国的には白や茶色の蒸し饅頭が主となっているが、それだけではなくその形や色は多種多様である。
温泉饅頭の発祥地は、群馬県伊香保温泉という説がある。明治時代、温泉地の名物となりうる甘味を開発する際に、薄皮饅頭が注目された。伊香保の源泉の色を再現するにあたり、当初は源泉や湯の花を配合したがいい結果が得られず、最終的に当時容易に手に入るようになりつつあった黒糖を利用し、茶褐色の饅頭が作られた。温泉地で売られる饅頭、ということで「温泉饅頭」と呼ばれるようになり、温泉地の土産の定番として、あるいは旅館で出される茶菓子として定着していった。
伊香保温泉で発祥した時点では温泉饅頭の原料、製造に温泉は全く関わっていなかったが、他の温泉地では源泉を配合したり、高温蒸気を用いて製造する場合もある。
温泉蒸気を用いて饅頭を製造した例は、江戸時代に熱海温泉の源泉の一つ「風呂の湯」で行われた記録が残る。但し土産物としてではなく主食としての製造である。
2008 年 10 月 のアーカイブ
温泉まんじゅう
2008 年 10 月 14 日 火曜日温泉foods 温泉たまご
2008 年 10 月 14 日 火曜日温泉たまご
温泉卵(おんせんたまご)は、半熟卵の一種で、卵黄部分は半熟、卵白部分は半凝固状態に茹でた鶏卵。一部では温度卵(おんどたまご)とも呼ばれる。また、鶏卵を温泉の蒸気で蒸したり、湯でゆでたりしたゆで卵は、その状態にかかわらず温泉卵と呼ばれる
通常の半熟卵とは逆に、卵黄よりも卵白が柔らかい状態なのが特徴。これは卵黄の凝固温度(約70℃)が卵白の凝固温度(約80℃)より低い性質を利用して作られるもので、65~68℃程度の湯に30分程度浸けておくことで、この状態になる。
温泉たまごを家庭で作ろう
保温性のある発泡スチロール容器(カップヌードルの容器など)に卵を入れ、熱湯を加える。
熱湯は卵が隠れるまで入れる。
ふたをして30~40分程度そのまま放置しておく。なお、冷蔵庫から取り出した卵に急に熱湯をかけると割れてしまうので、熱湯を入れる前にぬるま湯などである程度卵を暖めておくと良い。
また、20~25分間70~75度に湯の温度を保って卵を茹でれば温泉卵はでき、容器に拘る必要はないが沸騰や温度の降下に至らないように工夫する要領が要る。
また、ペーパードリップ式のコーヒーメーカーを使って作ることもできる。サーバーに生卵を入れ、フィルターペーパーとコーヒー豆をセットせずに通常のドリップを行うだけというシンプルなものである。この方法でも冷え切っている卵を使うとひびが入るので、あらかじめ常温にしておく方がよい。
温泉の種類と効果
2008 年 10 月 14 日 火曜日温泉の種類
温泉はその含有成分によって分類がなされる。またその分類も掲示用泉質名、旧泉質名、新泉質名など3種類存在する。以下は掲示用泉質名の分類である。温泉の種類は泉質についても参照のこと。なお、各泉質に記載の効能はあくまで目安で、効果を万人に保証するものではないことに注意する必要がある。
・単純温泉
鉱物分・ガス分の含有量が少ない温泉(温泉1kg中に1g未満)。刺激が少なく肌にやさしい。無色透明で、無味無臭。
┗効果
神経痛、筋肉・関節痛、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、健康増進
などの一般的適応症に効果があるとされるが、それは泉質による効能ではなく、おおむね温浴によって血行が促進されることによる効果である。
・硫黄泉
多量の硫黄または硫化水素を含む温泉。白濁して卵の腐ったような臭いがある。硫化水素型の場合、換気が悪いと中毒を起こすことがある。
┗効果
ニキビ、オイリー肌、皮膚病、リウマチ、喘息、婦人病などの症状に効果あり。硫黄イオンはインスリンの生成を促す働きがあるので、糖尿病の症状にも有効。
※硫化水素は有毒物質で粘膜・皮膚・呼吸器を強く刺激する。病中病後で体力が落ちている人や乾燥肌の人には特に注意が必要であり、リウマチや喘息の患者が安易に入浴することは時として不適切となる。当該患者が硫黄泉の入浴を希望する場合は、事前に医師の指導を仰ぐことが望ましい。硫化水素は金属を侵すため、金と白金以外の金属製のアクセサリーを身につけて入浴してはならない。特に銀は著しく反応して輝きを失い黒くなる。
・塩化物泉
塩類、特に食塩を多く含む温泉。そのため食塩泉とも呼ばれることがある。温泉水1kg中の溶存成分が1,000mgを超え、そのうち陰イオンの主成分が塩素イオンのもの。
┗効果
外傷、慢性皮膚病、打ち身、ねんざ、慢性リウマチ、不妊症、痛風、血管硬化症などがあげられる。飲用は慢性消化器病に効くといわれている
・含鉄泉
炭酸鉄・硫酸鉄を含む温泉。水中の鉄分が空気に触れる事によって酸化するため、茶褐色を呈する。
┗効果
殺菌消毒作用がある。この泉質の温泉は保湿効果が高いので、体がよく温まる。貧血に効く。
・含銅、鉄泉
銅及び鉄を含む温泉。水中の金属分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は黄色である。含鉄泉同様、炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがある。
┗効果
血症、高血圧症などに効く。
・含アルミニウム泉
アルミニウムを主成分とする温泉。旧泉質名は、明礬泉、緑礬泉など。
┗効果
殺菌消毒作用がある。肌のハリを回復させる効果があり、また慢性皮膚病、水虫、じんましんなどにも効く。明礬泉はとくに眼病に効果があるとされる。
・酸性泉
多量の遊離した硫酸・塩酸などを含み、酸性反応を示す温泉(pH3以下)。刺激が強い。
┗効果
殺菌効果が高い。また、古い肌を剥がし新しい肌に刺激を与えて自然治癒力を高める効果もある。水虫や湿疹など、慢性皮膚病に効く。肌の弱い人は入浴を控えるか、入浴後に真水で体をしっかり洗い流すなどの配慮が必要。
・炭酸水素塩泉
アルカリ性の湯。重曹泉、重炭酸土類泉に分類される。
┗効果
重曹泉の温泉への入浴は、肌をなめらかにする美肌効果がある。疲労回復、病後の体力補強、外傷、皮膚病にも効果がある。飲泉すると慢性胃炎に効くといわれる。重炭酸土類泉の温泉は炎症を抑える効果があるので、入浴は、外傷、皮膚病、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患などに効く。飲泉は、痛風、尿酸結石、糖尿病によいとされる。万人向けの泉質であるが、アルカリ性の強さによっては入浴後に皮膚の弱い部位に軽微な炎症が起きることがある。それは一過性のものであるが、皮膚の弱い人は温泉から出る際に真水で身体を洗い流しておくとよい。
・放射能泉
微量のラジウム、ラドンおよびアスタチンから水銀までの原子核崩壊によって生じる放射性同位体が含まれる。特にラジウムの含有量の多いものはラジウム泉とも呼ばれる。これらが放つ放射線は人体に悪影響を及ぼす可能性は小さく、ホルミシス効果で免疫細胞を活性化させるので、むしろ体に良いのではないかと考えられている。
┗効果
皮膚病、婦人病を始め様々な病気や外傷に効果があるといわれ、特に良いとされるのは痛風、血圧降下、循環器障害である。癌の発育を妨げることがあるのではないかとも言われている。ただいずれの適応症も今のところ確たるエビデンスが得られておらず、今後の研究が待たれるところである。ラドン温泉の治療効果を解明すべく、三朝温泉には岡山大学医学部附属病院三朝医療センターが設置されており、本格的な療養を行っている。
・硫酸塩泉
硫酸塩が含まれる。苦味のある味。芒硝泉、石膏泉、正苦味泉に分かれる。
┗効果
血行をよくする働きがある。入浴効果は外傷や痛風、肩こり、腰痛、神経痛などに効く。飲泉は便秘やじんましんに効く。硫酸塩は、強張った患部(硬くなった肌)を柔らかくして動きやすくする働きを持っているため痛風や神経痛の症状に効果が高い。
温泉について
2008 年 10 月 14 日 火曜日温泉について
温泉とは、地中から湯が湧き出す現象や湯となっている状態、またはその場所を示す用語である。その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれる。
熱源で分類すると、火山の地下のマグマを熱源とする火山性温泉と、火山とは無関係の非火山性温泉に分けられる。
含まれる成分により、さまざまな色、匂い、効能の温泉がある。
広義の温泉:日本の温泉法の定義では、必ずしも水の温度が高くなくても、普通の水とは異なる天然の特殊な水(鉱水)やガスが湧出する場合に温泉とされることがある。
温泉の成り立ち
地熱で温められた地下水が自然に湧出するものと、ボーリングによって人工的に湧出あるいは揚湯されるもの(たとえ造成温泉でも)どちらも、温泉法に合致すれば温泉である。
温泉を熱源で分類すると、火山の地下のマグマを熱源とする火山性温泉と、火山とは無関係の非火山性温泉に分けられる。
非火山性温泉はさらに、地下深くほど温度が高くなる地温勾配に従って高温となったいわゆる深層熱水と、熱源不明のものに分けられる。
また特殊な例として、古代に堆積した植物が亜炭に変化する際の熱によって温泉となったモール泉が北海道の十勝川温泉に存在する。火山性温泉は当然ながら火山の近くにあり、火山ガス起源の成分を含んでいる。
深層熱水は平野や盆地の地下深部にあってボーリングによって取り出されることが多く、海水起源の塩分や有機物を含むことがある。
非火山性温泉の中には通常の地温勾配では説明できない高温のものがあり(有馬温泉・湯の峰温泉・松之山温泉など)、その熱や成分の起源についていくつかの説が提案されているが、いずれも仮説の段階である。
温泉旅館とは
2008 年 10 月 10 日 金曜日温泉宿は、旅館の中でも特に風呂に温泉を引いている施設を指す名称である。
湯治の文化などにより。温泉地には古くから宿は多く存在した。
しかしながら江戸時代までは、一軒宿を除いては宿独自に内湯は持たずに外湯である共同浴場へ通う形が大半で、あくまでも温泉地にある宿であった。
明治時代、大正時代と経るにつれ外湯に通う形態であった温泉地においても独自に内湯を持つ宿が大半を占めるようになっていった。
今日では、観光目的の場合、旅行客の多くは旅館に温泉があることが求められることが多い。
そのため、既存の観光地においても風呂に温泉を提供するために源泉を開発するケースが増えており、従来温泉が存在しなかった地域においても、ボーリング技術によって地下1000m以上掘削して源泉を開発し、温泉宿になる旅館も多数存在する。